親が漁師をやっていたから、進学も凄く自然に水産高校って感じになったんです。
多分自分も将来は漁師の仕事をやるようになるに違いない、漠然とそんな考えもありました。
自分が住んでいるところも漁師町だから、それが当たり前の感じだったのです。
もちろんですが、漁師以外の仕事を選ぶような奴らだってたくさんはいるんだけれども、俺の場合はこの仕事が一番向いているって感じもしていたんです。
慣れ親しんでいたし、親の漁船に乗ったことだってありますからね。
別に跡を継ぐなんてわけじゃないんだけれども、この仕事をやる事自体がとても自然な事に感じてたんですよ。
水産高校に入って大失敗だったと思ったのは、女が極端に少ないこと。
だって10分の1しかいないんですよ。
中学の時は均等に女たちがいるからいいんだけど、これだけ極端に少なくなっちゃうと、恋人作りなんてどころじゃないんですよ。
しかも水産高校だから、心をくすぐるような女もいない。
例えいたとしても競争率が激しすぎて、俺じゃどうしようもないって感じ。
だから高校の3年間は、完全フリー状態が続いちゃってたんです。
中学ん時はそれなりに女友達とか作って、遊びに出かけたり楽しむことできたんだけど、高校になってからは一気に女から遠ざかることになっちゃって寂しくなっちゃいましたね。
さらに自分の就職先が漁師と言う事もあって、今度は女が皆無の世界。
女ゼロの世界に突入しちゃって、どうやって彼女作りゃいいんだよって状況になっちゃったんですよね。
仕事を始めてからも恋人もできないから童貞のまま21歳になっちゃったんです。

早く経験したいし気持ちよくなりたい、それに彼女とか作って楽しく過ごしたいって気持ちはあるものの、出会うチャンスすらみつける事ができなかったんです。